担当:かみがさあや
こんにちは、ソラトモライターのかみがさです。今回から当事者である私達ソラトモライターのちょっとした”ひとりごと”を書いていこうかなと思います。
みなさんは赤ちゃんが亡くなった時、何を思いましたか?
私の亡くなった長女は臨月で心臓が止まってしまいました。
重いお腹を抱えて生活していたあの日、あの夜。
真夜中に目を覚ました私はお手洗いに向かう最中「なんだかお腹が随分と右に寄ってるなぁ」と思いました。横を向いて寝ていたから、赤ちゃんもそっちに寄っちゃったのかなぁ、なんて呑気なことを思ってそのまままた眠りにつきました。
いつもは夜中に起きたら寝付くまで時間がかかるのに、その日は胎動を確認することもなく寝てしまったのです。
朝起きて胎動がないことに気付いて、すぐわかりました。あれは異常を知らせるサインだったこと。
夫は病院に早く行こうと急いでいましたが、もうダメだってどこかでわかっていました。
病院に到着し、NSTをしても、取れる心拍は私のものだけ。
エコーをしようと別室に連れて行かれ、予想通り赤ちゃんの心臓は止まっていました。
私があの時、もし真夜中でも車に飛び乗れていたら。
せめて病院へ電話出来ていれば。
いつものように胎動を確認してから寝るようにしていれば…。
長女を死産してから、もう六年が経とうとしていますが、なかなか後悔というものは薄れてくれませんね。
客観的に見れば、気付くのは難しいのだろうなと思います。
でも、もしかしたらと思わずにはいられません。
きっと気付けたはずだった、気付いてあげたかった。
だって、私はお母さんだから。
これからもずっと、この気持ちと一緒に生きていくんだろうなと思います。
辛いけれど、大切な長女と私の思い出でもあり、思い出すたびにいろんな気持ちが湧いてきますね。
仏壇に飾ったお花は今日も綺麗に咲いています。
どこかであの子もこのお花を見ているでしょうか。
SORATOMO編集部
赤ちゃんとのお別れの「その時」から「これから、ずっと」共に生きるをテーマにしたWEBメディア「SORATOMO」を運営する編集部。流産・死産・新生児死・乳児死などで赤ちゃんとお別れをしたママと周囲の方へ向けた、生きていくヒントとなる情報をお届けします。